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母との関係性

​幼い頃、母が怖くて怖くてたまりませんでした。

 

私は第一子で長女でした。

すぐ下の弟が生後三ヶ月で亡くなり、その後に生まれた次男もとても体が弱く、姉弟ゲンカをすれば決まって私が叱られます。外に遊びに行って少しでも帰りが遅ければ、すぐに叩かれ虐待を受けながら育ちました。

子供は絶対服従させるもの

母はきっぱりそう言いました。

電車のブレーキ音という騒音の中、日当たりも悪い環境での育児と、亭主関白の父に辟易していた母。

母もまた自分だけがいつも親から叱られて育ったので、いっぱいいっぱいだったんです。

でも高校生の時、母に水筒で殴られて、頭から出血し、

 

『あんたなんか産まなきゃ良かった」        

  

と言われて、母との関係性を探る旅が始まりました。

まず初めに色々な占いで母と自分の関係性を確認しました。

その後、サイキックの能力が芽生え始め、自分で前世透視が出来るようになると母とは何度も因縁があることが分かりましたが、今回の人生での関係性が変わることはなく、ただ空しく時が過ぎてゆきました。

ある日、自宅で炊事をしていたら、急に前世と今回の人生との間の生、”中間生”に意識が飛ばされました。

なんと母と私が二人で

「今回の人生のシナリオを考えている最中」

でした。

そして、母は一言

「あなたをステップアップさせるわよ」

と言って、私たちは天女のような羽衣を着て、喜びの舞を舞っていたのです。

今回の私の人生の中で母が辛辣だったのは、意図的に仕組まれたシナリオだったのです!

しかもそのシナリオを書いていたのは、私でした。

そこまで分かったのに、まだ母との関係性は相変わらずでした。

 

あとは何をすればいいのだろう。

私は独り、途方に暮れました。

そんな矢先、

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